東スポ

たかじん本 付箋だらけの殉愛
たかじんの最期を書いたノンフィクション小説「殉愛」の信憑性は地に堕ちた。
次々と明かされるさくら未亡人・驚愕の正体とは・・・。

あかるクラブ記者会見をめぐる報道の怪/公式見解追記

★新キャプテンは桂文枝

ボランティア団体OSAKAあかるクラブは、たかじん逝去後に空席となっていたキャプテンに、落語家の桂文枝さんが就任したと、2015年4月27日記者会見を開き発表した。又、新理事長にたかじんの高校時代の同級生で、今春3月まで桃山学園校長を務めていた温井史朗氏が就いたことも発表された。温井氏はたかじんが遺言書で、桃山学園へ一億円の寄付をすると書き残した件で、その後未亡人が「温井メモ」を持参して、寄付金の迂回返還を求めた相手でもある。

2日前から、殉愛の真実を手掛けたライターより、主催は明かされなかったが、この日に何らかの記者会見が行われるとの情報があり、殉愛問題に関心を寄せる人々の間で感心が寄せられていた。蓋を開けてみると冒頭のあかるクラブの発表だったわけである。

★温度差

となると、殉愛問題の新展開や、さくらが起こしている裁判関係の新情報等が明かされる展開もあるか、と耳目を集めるところとなり、掲示板やTwitterでは情報を待つ書込みが増えた。スポーツ紙の芸能記者も興味を示していたのか、会見終了直後から数社がweb版で報じたが、その内容は紙面により温度差が生じていた。

同クラブには昨年12月、たかじんさんの遺産から2億円が寄付された。しかし、一部週刊誌で、たかじんさんの妻・さくらさんが遺贈を放棄するように求めたという報道があった。
これについて同クラブが、初めて公の場で説明を次のように行った。
理事の1人が「(放棄の)要求はなかった」と、さくらさんからの返還請求はなかったとした。
(東スポweb・たかじんさんの遺産2億円 社団法人に寄付…妻さくらさん返還請求なし)

一部報道でたかじんさんの妻、家鋪さくら氏から遺贈分の放棄を要求したとされる点については、「(さくら氏から)財団を一緒に作りませんかとのご相談があり検討したが、提案は細部について合意すべき点が多く、時間切れでまとまらなかった」とし、要求などは「なかった」と否定した。
(産経west・
さくら氏2億円放棄要求「なかった」「OSAKAあかるクラブ」たかじんさん遺産問題を説明)

東スポと産経の記事は、見出しで「さくらさん、返還請求なし」「二億円放棄要求なし」と大々的に打って出たが、これには殉愛問題に詳しいたかじんファン達は驚いた。返還と放棄と言葉の違いはあれど、さくらがあかるクラブに対して放棄交渉に出向いた報道を、複数の紙媒体や書籍が掲載している。例えばサンデー毎日は、「「さくらさん側は(たかじん氏が亡くなった)1月のうちに、同クラブに2億円の寄付の放棄を申し入れたのです。10月になってからは2度にわたって自分に渡すように折衝しました」。週刊朝日は、「たかじんの死後、さくら氏から『あかるクラブ』に遺贈される2億円をさくら氏が中心になって設立する新団体に全額渡してほしいという趣旨の要請があった」と報じ、殉愛の真実では、その交渉に百田尚樹とAZITO井関猛親が同行したと書き、両名とも認めている。何より百田尚樹に至っては2014.12.17自身のツィッターで、それを暴露しているのだ。

東スポがさくらよりの情報を流すのはある程度予測出来きていた。「さくらにメロメロ」な人物(出版社関係者)が、東スポのさくら記事をウラで工作しているとの情報が出回った直後だったからだ。(詳細はこちら・自殺未遂したらどうするの!?) しかし、全国紙の一角である産経新聞ともあろうメディアが、東スポと同じ記事の扱いとはどういう魂胆なのか。政治信条が同じで、朝日新聞を宿敵とする者同士のシンパシーで、さくら側近の百田尚樹サイドに立った記事を書いたのだろうか。もしそうであるならお門違いで、是々非々主義で臨むべきだ。 
喜んで反応したのが当の百田尚樹だ。
喜んだと書いたが、殉愛問題について威嚇とも取れるツイートを繰り返していた頃と比べると、いささか気を感じないツイートに見えなくもない。この問題には触れたくないのか、さくらとは一線を引き始めているのか。


この他、スポニチ、報知、日刊スポーツも同様の捉え方で記事を流した。東スポは元々未亡人サイド寄りの記事を多く流していたが、他の四紙は殉愛発売以後は疑惑に対して殆ど記事にして来なかったに関わらず、今回の情報には揃って飛び付いたことになり、恣意的なものを感じざるを得ない。

★真実の報道

一方、デイリースポーツは、冒頭で紹介したと同じ内容、新キャプテンと新理事長の就任を報じ、寄付金にまつわる件については、公式コメントとして「会見趣旨と関係ない」と発したことを明らかにした。

就任会見では、昨年末にたかじんさんの遺言に従い、同クラブが遺産の中から寄付を受けた2億円の使い道についての質問が出た。しかし、クラブ側が「本日の会見趣旨と関係のない質問」として制止した。
同クラブは公式HPでも寄付金受領を公表しているが、今回の寄付を巡って一部週刊誌などで、たかじんさんの妻が、同クラブ側に寄付受領の放棄を求めた旨の報道があったため、敏感になったとみられる。
妻側の同席者を問われると「明らかにできない」とした。
(デイリースポーツ・
たかじんさん団体 2億円の質問NG 遺産寄付について「会見主旨と関係ない」)

新理事長の温井氏は、さくらが宝島社を相手に著作権侵害訴訟を起こした「温井メモ」を提示された当事者であり、さくらのあかるクラブに対する寄付金放棄報道をめぐり、やはり週刊誌が名誉棄損で訴えられている最中である。温井氏とあかるクラブには忸怩たる思いもあるだろうが、裁判への影響を考えてノーコメントとしたのであろう。
では、東スポと産経の記事は如何にして生まれたものであろうか。それは殉愛の真実著者の西岡氏のツイートで窺い知ることが出来た。


ツイートでわかるとおり、さくらの寄付金放棄交渉に参加していない理事の一人が、おそらくは公式会見終了後のぶら下がり取材で、穏便に済ますのが得策と考えて、つい、そう言ってしまったということなのだろう。公式見解には一切触れず、発したい意向に沿った言質を拾いまくった結果であろう。西岡氏も次のように発言している。「Yさんは本当にいい方です。だから、ああ言うしかなかったんやとも思います。それだけはちゃんと言っておきます」
又、宝島社の井野氏によると、この報道が殉愛問題に関する裁判の行方に影響することはないようだ。まずは一安心だ。
 
★たかじんさん長女 妻と訴訟視野

この日の殉愛問題に関するニュースで、最も重要なのはこちらだと思う。

歌手でタレントの故やしきたかじんさんの長女が、たかじんさんの妻に対し、法定相続人が実際に遺産を受領した人物などに法的に定められた最低限の割合額を請求できる「遺留分減殺請求」を行使するにあたり、見解の相違が生じていることが27日、分かった。

長女側の関係者によると「(双方の間で)遺産の範囲について見解が分かれ、現状では訴訟で解決するほかない状況」で、「訴訟を視野に入れて準備を進めている状況」だという。
 (デイリースポーツ・
たかじんさん長女 妻と訴訟視野)

注目点は、たかじんの遺産総額が8億6千万円とされているが、その中にはさくらが私のお金と主張した金庫内の1億8千万円が含まれていない。私のお金と主張する根拠は、長女側代理人弁護士をして「訳わからん」と言い捨てた代物だ。週刊誌取材でもその不可解さが明らかになっており、真実を求める殉愛問題フリークの注目の的にもなっている。公的機関の手で詳細が明かされるならば朗報だ。


★★追記 (2015.5.7)

大阪あかるクラブは、先日の記者会見後のぶら下がり取材で、さくら未亡人からの寄付金放棄交渉について、公式見解とは言い難い記事を複数のメディアに書かれたが、本日、クラブとしての公式見解をホームページ上で発表した。
先日の記者会見後の報道では、「さくら未亡人から寄付金交渉はなかった」とする記事を複数社が報じたが、公式発表では「放棄交渉」は有ったとした。この交渉を有ったとするか無かったとするかでは、さくら未亡人から提訴されているメディア数社の裁判に大きく影響する重要事案だった。
クラブ側が発表した状況説明を見ると解かる通り、適正と言い難い取材方法で発進したメディア各社(産経・東スポ・スポニチ・報知・日刊スポーツ等)は、クラブの公式見解を是非とも忠実に発信して頂きたいものである。

一般社団法人OSAKAあかるクラブからのお知らせ (抜粋引用)

その会見の終了後、一部の報道関係者の方々から、当クラブの理事の一人に対して前キャプテンのやしきたかじん氏からの当クラブへの遺贈金に関する質問がなされました。 本来であれば、当クラブとしての公式回答は後日にすべきところでしたが、当該理事は、このような場での報道関係者の方々の質問に対応することに不慣れなこともあり、その場でのコメントに不正確な部分がございましたので、以下、状況説明と公式回答を掲載いたします。

<状況説明>

報道関係者様より「一部週刊誌などに報じられている『たかじんさんからあかるクラブへの寄付金を奥様の家鋪さくらさんが奪い返そうとした』という話は本当のことですか?」という内容のご質問があった際、これに対し当該理事は「奪い返そうとした」というのは語弊があると判断し、その場で不正確なコメントをしてしまいました。
OSAKAあかるクラブがやしきたかじん氏からの遺贈を受領した経緯及び上記のご質問に対するご回答は、以下に述べる通りであります。

<OSAKAあかるクラブの回答>

・遺言書内容・

『金2億円を、自分が生きてきた証として、「たかじんメモリアル」を設立し、大阪のために頑張ってくれた人に対して表彰し、金100万円から500万円を授与するものとするが、当面の運営は、大阪あかるクラブが行うため、同法人に遺贈する。運営が順調になれば新法人を設立することを希望する』

上記のやしきたかじん氏の遺言書の最後に記載されている「運営が順調になれば新法人を設立することを希望する」という内容に関し、家鋪さくらさんからは、「新法人で『たかじんメモリアル』の設立を行いたいので、OSAKAあかるクラブには遺贈を放棄して欲しい」との申し出がなされました。

この申し出に対して、当クラブは「ご遺言に記されたたかじんさんのご遺志を全うできるのであれば、新法人で『たかじんメモリアル』を実施していただくことは可能であります」、つまり遺贈を放棄するという選択肢もあるということをお伝えしました。その後、当クラブ内にて、やしきたかじん氏のご意志を全うするための遺贈放棄の条件に関し再度理事会で検討した結果、「新法人における当クラブの役割や、遺贈金を放棄した場合の新法人での2億円の使途などに関する合意文書を取り交わさせていただきたい」ということになり、家鋪さくらさんとの間で協議を行いましたが、結果的には当方のご提案にはご同意いただけず、両者の合意には至りませんでした。
(一般社団法人OSAKAあかるクラブからのお知らせ・全文)

★報道の軌道修正

状況が一転、産経新聞は軌道修正記事を出した。OSAKAあかるクラブの毅然とした意思表明の前には、大手マスコミと言えど無視は出来なかったようで、あたふたしたであろう光景が目に浮かぶ。この件は東スポも報じたが、あかるクラブ側の不始末を際立たせる文面が目立つ内容だった。東スポの東スポたる所以ではある。
(産経WEST・たかじん妻から「2億円遺贈」放棄の要求、やはりあった 「あかるクラブ」が一転認める)
(LIVEDOORNEWS/東スポ配信・たかじん妻「遺贈」返還請求 OSAKAあかるクラブ認める)

自殺未遂したらどうするの!?

★東スポ記事の真意

たかじん後妻のさくらが、最近体調を崩して寝込んでいるとのニュースが、4月20日の東スポWEB版で流れた。(東スポWEB)
一つはさくらが関係する裁判の長期化をあげているが、たかじん長女が幻冬舎に起こしている「殉愛」出版差止め訴訟を除き、全てさくらが原告となって起こしている裁判であり、その数はたかじん弟子やたかじん長年の友人、出版社等を相手に7件に上ると言われている。これだけで十分元気だと言えると思うが。

もう一つはネット上での中傷を上げている。さくらの周囲の人間はネットを見ないように進言しているとのことだ。ネットの性格上、表現がきつくなる場合や多少の憶測を含むこともあり得るが、大筋では的を得た指摘が飛び交っている。例えばイタリア人とアメリカ人との結婚歴やF氏との愛人生活の果ての裁判記録、全て事実と宣言した殉愛に散りばめられた虚偽に対する検証等だ。さくらにとっては痛恨の暴露であっただろうが、元々自分自身が播いた種であり、ネット民を恨む筋合いなぞはない。

殉愛問題に向き合うネット民を的確に言い得たツィートが、執筆業の方から呟かれた。


この東スポ記事は取材ソースを彼女を知る関係者と曖昧表現をしている。裁判の原告にも被告にも、かつ寝込んでいるとされるさくら自身にも取材をしていない飛ばし記事なのだが、渦中の「温井メモ」にも触れている。
『殉愛の真実では、たかじん直筆のメモがさくらによる捏造された可能性を指摘しているが、彼女はこの部分について、絶対に有り得ないと猛反論し、証拠も揃っている』という、と報じた。

真贋は専門家の役割として、自分もこの記事を読んで殉愛の真実を何度も読み返したが、「温井メモ」をさくらが書いたとはどこにも書かれていない。「たかじんの真筆ではなく第三者の何物かによる捏造」との専門家の筆跡鑑定が掲載されているだけだ。見え透いた言いがかり記事はやめてもらいたいものだが、これに殉愛の真実を発刊した宝島社関係者も反応した。



自分には「さすが東スポ、ウソばかり」と言い切る器量はないが、この記事のソースを流した「彼女を知る関係者」とは誰だろうかと詮索している時、殉愛の真実の著者の一人である西岡研介氏が突き止めたようである。
氏のツイートで分かる通り、写真週刊誌・フライデー(講談社)関係者のようだ。副編集長となるとそれなりの権限が有ると思うが、さくらにメロメロと聞かされると、たかじん闘病中に盗撮された二度のフライデーは、もしかしてさくら側の仕込みかと連想してしまう。確かに見出しで「美人女性」と謳われた記憶が鮮明に残っている。
フライデーは殉愛騒動が持ち上がった最中の昨年12月発売号で、さくら擁護記事を掲載したことがあった。当時は百田尚樹の作家タブー発動と言われていたが、副編集長も絡んでいたとするなら「さくらメロメロコンビ」によって成された記事掲載とも言え、業界人のみならず読者の多くも嗤うしかなくなるだろう。


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