2015/01

たかじん本 付箋だらけの殉愛
たかじんの最期を書いたノンフィクション小説「殉愛」の信憑性は地に堕ちた。
次々と明かされるさくら未亡人・驚愕の正体とは・・・。

プジ―

★1億円

さくらがネットで調べると、食道が手術後に狭窄を起こした場合、「プジ―」という医療器具を使うと回復が早くなると知った。しかし、三田病院に旧式のものしかなく、順天堂大学等数病院に電話して詳しく訊くと、最新式の機器の方が効果が格段に高いとのことだった。
三田病院に導入を願い出るも「予算の問題」で難しいとの事だった。さくらはお金で済む問題なら自分でなんとかしようと考えた。
4月22日、伯父に電話して一億円をを無心する。病院にそれを見せて自家談判するつもりだったようだ。伯父はあまりの巨額に躊躇した。


【引用 :純愛 137P】
「そやけど、お前がそこまで言うんや。五千万円なら、貸してやる」
「一億円貸してほしんです」
伯父は電話の向こうで大きなため息をついた。
「住んでるのはどこや、小切手を持っていかせる」
(略)・・・・・さくらはプジ―の金額を知らずに一億円を見せると決めたが、病院はそのお金は使えない、導入は検討するとの返答だった。
たかじんは二カ月の絶食が必要と説明に来た医師達の伝え方が事務的だと批判している。「彼らにとって、たか
じんは患者の一人にすぎない」それが悔しかった。

★正体不明な伯父

またまた伯父さんの登場である。空いてるマンションを貸してくれたり、一億円をポンと貸してくれたり、5.000万円をくれたり、カトリックの洗礼を受けた時の代父であったりする。お金持ちなのは間違いないのだろうが何者なのだろうか、名前も職業も明かされていない。
何よりこの件を知るとたかじんは怒るはずだ。見しらぬ人からの借金は嫌がるだろうし、それ以上のお金を彼は持っている。
借りた一億円も所詮見せ金の意図が窺え、当然、病院はにべもなく拒否した。金額の割にあっさりとした記述に呆気に取られてしまい、意味のある項であったか疑問、さくらのこけおどしに百田尚樹が乗せられてしまったのか。(※伯父の詳細はこちら・謎の伯父)

▼たかじんが手術を受けた三田病院
三田










★クレーム

病状説明は事務的に聞こえるものだ、余計な形容詞を使われると謝った認識を持つことになるからだ。さくらは「自分の家族がそうなったら淡々としていられるか」と泣きながら訴えたと言うが、失礼な言動を除き、言い方が悪いとの批判はクレーマーそのものだ。
しかし久保田医師だけは別だったと記してあり、たかじんの希望で主治医になった。この久保田医師こそが後に聖路加国際病院に移動し、たかじんの死亡診断書を書いた医師である。金スマにも出演した。

縫合不全再手術

★ぺちゃんこになった肺

4月18日夜、久保田が縫合不全の疑いがあるとして、ドレーンを挿入して肺近くの膿を抜いた。たかじんは、痛みで「うーん!」と大きな声をあげた。

4月19日、検査の結果「合併症・縫合不全」と診断され再手術を受けることになった。ほころびから洩れた膿が流れ出し、肺を押しつぶしてぺちゃんこになっていたのだ。
肺を取り出してドレーンを三本入れる大手術となり、たかじんの手術は六時間で終え、竹中看護師長に「生きてるのが不思議なくらい」と言われた。


★でしゃばり気質

【引用: 純愛133P】
今回の縫合不全は自分が異変に気付いたから発見できたとも言える。
(中略)
すべてを医師と看護師まかせにしてはいけないと思った。彼の命を守るのは四六時中そばにいる自分の役目だ。・・・・・自分も病気と治療に真剣に向き合い、もっと勉強しようと決めた。


「自分が見つけた」「四六時中そばにいる」「父よりたかじんが大事」、"純愛設定"に重要なパーツの言葉が並ぶ。
医師と看護師に任せておけないとは、知識も経験もないさくらが何を出来るのか。周囲の者が知識を持っておくのは大事だが、聞きかじりの知識で中途半端に口を出すのはクレーマー予備軍と化すだけで、病院にとっては迷惑なことだろう。

又、再手術後の譫妄状態がひどく、医師はドレーンを抜こうとするたかじんをロープで縛ろうとしたが、さくらは「夜の間は私が見ますから、彼の手足を縛らないで」と訴えた。医師が認め、これ以降、ICUに泊まり込むことになったとある。
医師が指示した処置を曲げてまで付添いをICUに泊まらせたり、患者を見させたりする病院はないはずだ。三田病院はこんな表現をされて黙認してるが、本当に大丈夫なのか。

★手術への指摘

「縫合は医療機器を使って自動的に止まるんですね。それを使っている以上、医師の腕に差はないんです。ただ手術の前に抗がん剤とか放射線とかを入れると、分かりやすい話が筋肉がボロボロになるんです。」
(たかじんの長年の相談役である形成外科医「伊東信久」の証言)
たかじんは、伊東医師から紹介された大阪市立大病院に当初入院していたが、さくらが紹介したとされる三田病院へ転院した。
(角岡伸彦著/小学館・ゆめいらんかね やしきたかじん伝)


伊東医師が言う医療機器を使った縫合とは、4月9日に施術された一回目の手術のことを指している。この手術は内視鏡手術(今回は腹腔鏡)と言われるもので、創が小さく術後回復も早いのが利点とされている。しかし、食道がん手術の場合はガンに冒された食道を切り取り、食道の代用として持上げられた胃と残された食道を繋ぐことになるが、縫合機器を利用した場合は繋ぎ目ぎりぎりを縫合する為、ほころびが出る可能性が高い。伊東医師が指摘しているように、特に細胞が脆くなっている抗がん剤を利用した後の手術では、開腹により縫い代に余裕を持たせた処置が必要になる。
たかじんの場合はまさにこのケースに該当している。
殉愛では腹腔鏡手術に一切触れておらず、むしろ手術のミスではなく、患者の誰にでも起こりうると記している。この時の執刀医は宇山医師とされているが、主治医はたかじんの死亡を確認した久保田医師である。久保田医師は殉愛の重要なポイントに登場し、金スマにも出演してさくらの看病ぶりを高評価した人物であるが、その殉愛の中で表現されている不可解な医療行為やたかじん死亡のシーン等に関しては一切無言である。
医師の守秘義務はあるだろうが、殉愛は圧倒的なノンフィクションとふれ込まれた小説である。あまりにものミステリーゾーン化に、久保田医師をグレー視するたかじんファンやネット民が多い現状であり、さくら未亡人に呈されている問題を抱えているのかとの疑念も沸く。それがあるとするなら自分の推測では、結果的に縫合不全を起こした一回目の内視鏡手術が、その突端だったのではと思う。


★父のガン

【引用: 純愛131P】
(4月19日)手術中に、妹から電話がかかってきた。
「お父さんが二十三日から入院するの」妹は言った。「それで二十五日に手術することに決まった」
まさかこんなときに父の手術の話を訊かされるとは思わなかった。
「お姉ちゃん、帰ってこれる?」
「ごめん、今は無理。たかじんさんが大変なときなの」
事情を説明すると、妹は「仕方がないね」と言った。

その後、父に電話をするとかんかんに怒り、これ以降勘当状態にされたというが、父のガンはイタリアで待つ夫と家族へのいい口実になった。実情は乳飲み子を抱えた妹さんに任せたわけだが。

ICUシンドロームとドレナージ

★夜間譫妄

痛み止めの麻薬を投与したので夜間譫妄が起きていた。医師はICUシンドロームかも知れないと言った。


【引用: 純愛 127P】
ある夜。
「さくらはぼくが本気で惚れた女や。あんな女はおらん」
譫妄状態で会話しているとはいえ、自分のことをそんなふうに言ってくれるのは嬉しかった。
しかしこんなこともあった。
「えらいこっちゃ、さくらにTのことがバレてもうた」
どうやらこの前の浮気の件のことらしい。
「Tはあれをするだけの女やけど、さくらにはわかってもらえへん」
これには、苦笑いするしかなかった。
(中略)
「変な話しなんですけど・・・・・」とさくらは笑いながら私に言った。
「夜間譫妄でいろんな話をきかされたことで、ようやく浮気を許す気になったような気がします。それに、彼が本当に私を愛してるということもわかりました」


こちらも苦笑いするしかないのだが、一人語りは変幻自在だ。
まず基本的な事だが、三田病院は付添いがICUに長時間滞在することが許される病院なのか。 しかも夜のことだ。通常は面会時間の範囲内で短時間が常識だ。特にICUでは感染の問題が出てくる。この記述が本当なら三田病院の管理体制には不備があると言えるだろう。

自分も術後にモルヒネを使った人を数人見てるが、譫妄が起きた人はいなかった。看護師達も夜間譫妄が起きないために、昼間は寝せないような薬調整をしたり運動をさせたりするからだ。
たかじんは数夜にわたり、かなりの人数の女性関係を話したようだ。同じICUでも重篤状態での治療と違い、一応手術は成功と言われた患者が、そこまで重いICUシンドロームを起こすものか疑問だ。たかじんは薬品に過敏な体質だったり、その設定が必要だったのかも知れないが、看護計画の甘さを指摘したい。

▼ICUシンドローム
無音のICUに長時間居続けると、死の恐怖と不安で、不眠になったり、幻覚を見たり、鬱になったり、幻覚を見たり妄想を抱くようになったりすることがあるという。 (純愛・三田病院医師)

★傷口に針をさした

【引用: 純愛 129P】
四月十八日の夕方、たかじんが傷口の痛みを訴えたため、腫れている傷口に針をさすと、中から大量の膿とリンパ液が出てきた。たかじんは顔が真っ白になって、そのまま気を失った。ただ、まもなく呼吸がヒューヒューという音に変わった。さくらは何か異変が起こっているに違いないと思い、すぐに検査をしてほしいと看護師に伝えたが、担当の医師たちはたまたま学会に出席中で不在だった。
(略)夜、学会から戻った久保田医師から縫合不全の疑いがあるのでドレーンを入れると説明がある。

★違反行為

その後傷口に針をさす行為が書かれている。他の行為は担当者名か職名が書かれているので、さくらが行ったのかとネットで指摘されている。純愛133Pにも自分が縫合不全を発見したとも言えるとの記述がある。そうだとすると「皮下膿瘍に対する穿刺ドレナージという医師法違反行為」の可能性がある。

▼ネットでの書込みで次のように指摘されている

医療関係者です
殉愛読んでませんので、詳細分かりませんが、分かる範囲で。
「傷口に針を刺したら膿を出す」の描写ですが、医学的には「皮下膿瘍に対する穿刺ドレナージ」と表現します。状況から察するに、たかじんの食道癌手術が頸部吻合だったと予想されます
(吻合部位が大きく分けて頸部と胸腔内とに分けられますが、胸腔内吻合であれば、縫合不全が
発生してしまうと、胸腔内に膿瘍を形成しますので、表皮から針を刺す程度では排膿できません)。
だとすると、傷口は前頸部にある創ということになります。これだと、【頸部吻合部の縫合不全→皮下膿瘍形成→穿刺ドレナージ】という流れが説明できます。
ただ、この行為を医師が行う場合、まず①エコーで液貯留を確認、②消毒、③局所麻酔、④穿刺という過程を必ず踏みます。膿はドロドロしてますし、縫合不全からの膿瘍であれば、通常は穿刺排膿だけで済ませるということはなく(また膿が貯まるから)、メスで切開してドレナージすることの方が多いです。
これらの行為を本当に医師でない者が行ったとすれば、医師法違反(医師以外が医業をなしてはいけない)のみならず、傷害罪に問われかねません(麻酔してない?針は滅菌されたものなの?)。
この描写が事実だと主張されるなら、違法行為であることに間違いはないでしょう。

(※医療系サイトでも同様の見解が掲載されている)

★医師不在

又、担当の医師達が学会等で全員不在となることは有り得ない。夕方の出来事とぼかしているが当直医も必ず待機している。三田病院はこんな書き方をされて黙認するのだろうか。

ステージⅢ 手術の日

★悪性ガン ステージⅢ

1月24日、山王病院からの電話でガンは悪性だったと連絡が入る。
1月30日、医師から説明を受ける為に、東京の国際医療福祉大学三田病院(山王病院と提携)へ、Uとさくらを伴って行く。Kマネがインフルエンザに罹ったためUに頼んだ。Uとは、たかじんのコンサートにも携わったイベントプロデューサーとのことだ。
Kからのメールでこのことを知らされたたかじんは「役立たずめ」と怒り、相原の方がベストだと言った。

病気の説明を担当したのは国際医療福祉大学学長、消化器外科医の北島政樹医師だ。

【引用:殉愛 99P】
「家鋪さんの食道ガンのステージはⅢです」
さくらはショックを受けた。
「進行ガンです。治療は一刻を争います。転移も見られます。手術は急いだ方がいいでしょう。事前に抗ガン剤を打つのがベーシックなやり方です。治療をしないと二カ月くらいで食道が気道を圧迫して、呼吸ができにくくなる可能性があります。そうなると命に係わります」


たかじんはUに大阪のテレビ局に病気の事を伝えるように指示した。たかじん個人事務所のP.I.Sが文書で病気を公表した。レギュラー番組を持つ局からは復帰するまで待つと言われた。

ここでもKマネ、Uのことが良く書かれていない。P.I.Sが出した公表文書についても難癖をつける記述が有る。ステージⅢが判明した重要な日のページに、こんな表現は読みたくない。チームさくら以外の人達の表現は一貫して悪意の臭いがプンプンしている。
悪性ガンが判明した日、マンションに呼んで伝えた相原は逆の記述が多い。相原とはさくらが取締役となっているテレビ制作会社"ボーイズ"社長のことである。


★ICU

2012年4月9日、ガンに侵された食道を切除し、胃を引き延ばして食道の代役とする手術の日だ。午前9時に手術室に向かい、午後8時に終えた大手術だった。
宇山医師と北島学長の術後説明をさくら一人で受けたようだ。「手術は無事に終わった。転移の疑いがある部分もすべて切除した」とある。
説明後、竹中看護師長がさくらを呼んでICUに入れる。病室で待っていたKとUがそれを知り、ICUへ行こうとするが竹中が拒否する。


【引用:殉愛 123p】
「すいません。他の患者さんもいらっしゃるので、ICUに入るのは奥様だけにして下さい」
竹中が断ると、kが大きな声で言った。
「この女は奥さんでも何でもない。最近、出会っただけや」
「大きな声は出さないで下さい」
「とにかく、ぼくらもICUに入る」
「それは駄目です、さくらさんだけです」
「なんで、この女が入れて、ぼくがダメなんや!ぼくはたかじんを父親のように思ってるんですよ。こんな女よりもずっとたかじんを想ってるんや!」
さくらが「病院の中で揉めるのはやめてください」と言うと、Kは「お前みたいなどこの馬の骨かわからん女に指図されたくない!」と怒鳴った。
しかし竹中はICUへの入室は頑として許可しなかった。帰り際、Uはさくらに、「あんたもKの気持ちを考えてやれや」と言った。

★次に記すのはよしんば「たかじんとさくらに愛が存在した」としての話しだ。
無論、感染症等の防止上ICU入室は制限されるのは当然である。しかし、竹山がさくらだけ入室させKとUを制した理由がわからない。私の経験で言うと術後の対面は三名程度であれば入れるので、さくらが看護師に工作した可能性が高い。
又、病院側はさくらが親族ではないと認識した事にもなり、この処置をどうしたのであろうか。術前説明は親族同席が優先して求められ同意書捺印も求められるものだけに疑問が残る。
Kが言うようにさくらは奥さんではない。たかじんは公人である故、仕事上で長年密接なKの方が優先されて然るべきである。その配慮が出来ないさくらの方が非常識であるし、何より親族を呼んでいないのが最大のミステークである。

翌日、KとUが病院へ来た時、さくらが看護師に許可を取り二人をICUに入れた。たかじんは急に笑顔を消したとある。この表現は物語のアヤだろう。

★内視鏡手術

このページには書かれていないが、この日の手術は内視鏡手術だった。腸捻転でJR札幌病院で受診した項に書かれている。

▼内視鏡手術についての指摘

ステージの進んだⅢくらいの癌だと、
手術前に抗癌剤で癌を小さくしておく、術前化学療法
そうすると癌を取りきれて完治できる見込みが高くなるので
そうするように癌治療のガイドラインでもなってると思います

でも、たかじんの場合は内視鏡を使った手術
抗癌剤を使うと正常な細胞もダメージを受けるので
胃をひっぱって食道のかわりに伸ばした、
その縫合部の細胞も抗癌剤でダメージを受けていた、だから縫合不全になりやすかった?
というようなことが「ゆめいらんかね」で書かれていたような

そんな状況なら機械使わない手術の方がはっきり状況見ながら手術できるだろうし
安全だと思うんですよね

本当にステージⅢという進んだ癌で内視鏡手術なんておかしいと思うんですよね
さくらも百田も殉愛書く段階でそれを自覚していたのではないでしょうか
だから殉愛には内視鏡使ったということが不自然ににも書かれてなく、隠されているのでは
(2ch 既婚女性板投稿より)

今、やってきてん

★浮気

その後たかじんは三田病院で抗ガン剤治療を受け、手術日が4月9日に決まり大阪で静養していた。
3月24日、さくらは伯父のマンションからたかじんの自宅の向かいのマンションに引っ越した。引っ越しが一段落してたかじんに電話すると「用事があるから後からおいで」と言われた。

【引用: 111P】
エントランスを抜けて、エレベーターの前で待っていると、ドアが開いて中から四十すぎくらいの女性が降りてきた。黄色い派手な服を着たロングヘアの女性だった。エレベーターに乗ろうとすると、その女性がすれ違いざま、さくらに言った。
「あんた、遊ばれているで。私、今、じんちゃんとやってきてん」
女はそのまま去っていった。
あれは誰? もしかしてじんちゃんの彼女? 今のはどういう意味? さくらは動揺しながらもエレベーターのボタンを押した。


さくらが玄関に入ると女性もののハンカチとメモが落ちており、メモには「消えろブス」と書かれていた。更に部屋に入ると「じんちゃん大好き」と書かれたスカーフが見つかり、さくらが誰か来たのかと訊いたが「誰も来てないで」と気のない返事をし、翌日、詰問すると「遊び相手や」と言い訳をする。
このTという中年女性は、殉愛の中で金に賤しい性処理係として数度にわたり登場する。実在するのか不明だが、さくらの引き立て役として位置付けなのは間違いない。
それにしても、金スマで「今、やってきてん」と言った女のレベル設定が、たかじんの好みに似つかわしくなかった。あの世で「いい加減にせんかい!」と指し棒振り回したことであろう。

★もとめられないさくら

さくらの頭の中は「今、やってきてん」の言葉がリフレィンする。確かにこれまで自分とは肉体関係がない、さくらも意外に思っていたとのことだ

この発言は求められると受け入れる気でいた証明だ。たかじんも結婚相手の認識を持っていたなら、違う女と寝るくらい性欲が有るのなら、既にさくらを抱いたであろう。中高生のラブロマンスではないのだ。
やはりさくらは身の回りのお世話係で雇われたのだろうと推測している。

たかじんを古くから知る知人の中には、さくらはたかじんの好みの女じゃないとコメントしている人もいる。たかじんも生前のテレビ番組で「俺はNo1が好きなんだ」と発言している。それはごもっともだ、新地の店でも美人が付かないとママを呼んで叱りつける逸話を持つ男だから。
自分から見てもさくらは・・・いや、やめておこう、画像しか見ていない。伝聞によると「人たらし」とのことだから、男から見て何らかの魅力があるのだろう。取材旅行を含めて300時間もの時を共にしたという、百田大先生に感想をうかがいたいものだ。


★引越

さくらは勝手に越してきた、或いは、たかじんはお世話係用にマンションの空いてる部屋を用意したとの説もあるが、それは差し置こう。
本当にフィアンセで「浮気」の言葉を使うなら、たかじんのマンションで暮らしてもいい筈だ。現に1月25日に、たかじんはマンションの一部屋を与え、クロ―セットの引き出しも整理して使えるようにし、マンションの鍵を渡している。そうでないなら、殉愛でいうところの借りていた伯父のマンションは二丁角しか離れていないのだから、そこからでも通える距離だ。何故たかじんの自宅の向かいに越して来たのだろうか。さくらには押しかけなければならない策略と、別なマンションに住んでいる証しが必要だったと言っていいだろう。

三百万円の秘書代

★求めないたかじん

1月9日はたかじんがお好み焼きを作ってくれ、さくらは食べながら緊張していたようだ。彼が迫って来たらどうしょうと不安だったがそれは無かった。断るつもりではいたらしいが・・・。たかじんはその後さくらの足裏マッサージ中に眠った。

【中略:殉愛 75P】
この人はなぜ私を求めないのだろう。いつもしんどそうだから、そういう事をする気にならないのだろうか?もうおじいちゃんだから、そういう欲望がなくなったのだろうか?もしかしたらセックスなんかよりも足裏のオイルマッサージの方が気持ちいいのだろうか?
それとも「私を大切にする」と言った言葉を一所懸命に守ってくれているのだろうか? でも本当は私に女性としての魅力が乏しいだけかもしれない。

▼殉愛発売時のスポーツ紙で書かれた宣伝文
肉体関係も愛撫さえないまま同棲を始めて結婚し、一度もSEXをしないまま死別。毎晩さくらさんの足裏オイルマッサージで眠り、新婚初夜もただ抱き合ったまま眠ったという。
ただ、その一方で別の女と浮気はしており「くわえてくれる」「処理」などの言葉が記録で残っている。
さくらさんがそのたびに「私は家政婦かヘルパーか」と苦しんだ様子も描かれている。
(スポニチより)

たかじんの異性感は特殊なのだろうか?、一般的に考えるとプロポーズした相手が毎晩のように部屋を訪れ時を共にしている。さくらも断るつもりと考えているがそれは予測しているとも言える。女慣れしているたかじんがその気なら不可能ではないと思う。前日は別の女性を部屋に招き入れセックスをし、それまで毎日おいでと連絡していたさくらは呼んでいない。

誤解を恐れずに言うとアラサー女性を「天使」扱いするには無理が有る。少なくともこの頃のたかじんにとってのさくらは、身の回りのお世話係だったと見る方が正しいと思う。

★京都

1月21日、たかじんはさくらを京都へ連れて行った。
最初にたかじんがプロデュースした料理店の「こずこん」へ行った。テレビの仕事には関係のない友達が集まった。


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【引用; 90-91P】
その中にはクリスマスのオフ会会場で会った松本哲郎もいた。二人は「哲郎」「じんちゃん」と呼び合う仲で、自他ともに認めるたかじんの大親友だった。
たかじんはさくらを「フィアンセ」と紹介した。
松本は私のインタビューに対して、「たかじんは本気だなと思った」と言った。
じんちゃんはいつも女がいたけど、彼女だと言ったことは一度もなかったからね。それに、じんちゃんの目を見たら本気だというのがわかった」


こずこんオーナーシェフの鵜川誠二がさくらに接する態度はよそよそしかったようだ。
「正直、うまいこと言って近付いて来たファンだろうと思っていた。近いうちに捨てられるだろうと考えていた」と突き放した見方をしていた。

松本哲郎はP.I.Sの取締役に名を連ねていたが、たかじんが亡くなる前年に解任されている。
金スマSPにも出演しさくらサイドの証言をしている他、「胸いっぱい一周年追悼番組」に出演した際には、自らも関わるこずこんの餃子を宣伝した。殉愛物語の要所要所で登場しさくらイメージアップの貢献度は高い。

★三百万円

【引用殉愛 79P】
たかじんは「ちょっと待って」と言って、小さなポーチをさくらに渡した。
開けてみると、中には札束が入っていた。
「三百万ある。ぼくの秘書をやってほしい」

その後、さくらは貰った三百万円を返そうとする場面があり、たかじんは「秘書として経験を積んでほしい」と言い、押し問答はあったもののそれを受け取っている。その女性を「フィアンセ」と紹介するだろうか。もしそうだとしてもプライベートな友達の集まりなので、鵜川が感じたように「遊び」感覚だったのかも知れない。
何より数多の浮名を流したたかじんが、軽いキスをしただけの女性をフィアンセと呼ぶのは信じ難い。

イタリア行きのチケットを引き裂いた

★チケット

たかじんはKマネと東京の山王病院へ行き、1月16日と17日に検査を受け食道ガンが見つかる。良性・悪性は一週間後に判明するとの事だった。
連絡を受けたさくらがネットで調べると五年生存率が低かった。中途半端な気持ちでたかじんと接することは出来ないと覚悟した。

【引用殉愛 83P】
バッグに入っていたイタリア行きのチケットを取り出して、縦に引き裂いた。
(中略)
「前にプロポーズしてくれた答えを考えていたんだけど、のたれ死んだり、治療を受けないんだったら、さくらには無理・・・・」
電話の向こうで、たかじんが息を呑むのがわかった。
「でも・・・もし、一緒に闘うなら、お婿さんにしてあげる」
「ほんまに!」
たかじんは歓声をあげた。


ここで夫が待つイタリア帰国を断念したのは、たかじんのガン症状をネットで調べ生存率が低いのを知り、多額が想像出来る資産に目が眩んだのだろう。自分の倍以上の年令の初老の男に対して、無償の愛(或いは奉仕)と訴えられても白々しいのが一般的な見方だ。対象が例え人気タレントであろうとも。

翌日、さくらは父と兄に電話している。


【引用殉愛 88-89P】
「明後日、イタリアに帰るんやな」
何も知らない父は陽気な声で言った。
「お父さん」とさくらは言った。「実はイタリアには帰らないことにした」
「なんでや」
「好きな人が出来たから、しばらく日本にいる」
(中略)
「やしきたかじんっていうの」
「何や、たかじんか・・・何っ、たかじん!」「あの、やしきたかじんか?」
「そう」
「お前、何を考えているんや、頭がおかしくなったんか」
(中略)
イタリアのネイルサロンのスタッフに連絡して店をたたんだ。下宿先のママには、しばらく帰ることができないので、「さーちゃん」の面倒を見てほしいとお願いした。ママは快く引き受けてくれた。


★イタリア

父はイタリアでの結婚式に参加し、イヴンとの結婚生活を疑う状況にないので驚き、怒って当然である。下宿先のママとは、同居している夫の母親の事だ。お姑さんを下宿屋のおばさん呼ばわりすもところにさくらの人間性が出ている。ネットでは置いてきぼりにされた「さーちゃん」が可哀相との書込みが目立った。

後に閉店iに伴う慰謝料を貰ったと主張する事になるネイルサロンは、さくらが言うベネチアの店舗と思われるが、現在、実態は明らかにされていない。さくらのブログによると、自宅で夫の母と親戚女性の二人にネイルをした記事が有る。又、さくらの経歴時系列を追ってもネイリスト資格を取る期間が有ったのか疑わしい。自ら客としてネイルサロンに通った記事、イタリアへ持参したネイルキットで自分の手にネイルした画像は多数存在する。

囁かれていたたかじんのガン

★薬

たかじんはプロポーズした後、自分の胸を押さえトイレに駆け込んだ。どこか悪いのかとさくらに訊かれ、狭心症で時々痛むため薬を服用しているがあまり効かないと答えている。するとさくらはインターネットで服用している薬の事を調べた。


【引用:殉愛 44P】
「もしかしたら、狭心症じゃないかもしれませんよ」
「医者にもそう言われたんやけど・・・」
(中略)
「実は十二月に(人間ドッグ)行くはずだったんやけど・・・・・やめたんや」
「北野病院なら私の叔父が会員だから、すぐに行けますよ」
「(中略)・・・・同じ大阪の病院へ行くのは、紹介してもろた人が知ったら、気ぃわるうするし・・・・」
さくらは東京の病院を探した。
「山王病院はどうですか」
そう言うとたかじんは「それ、この前キャンセルしたところや、なんかいきにくいなぁ」と苦笑いしながら言った。
(中略)
彼は関係のあった女性に一度山王病院を紹介してもらっていた。しかしお金の貸し借りで揉め、キャンセルしたのだ。


その後1月16.17日、山王病院で検査を受ける事になる。

★周囲はガンを知っていた

食道ガンの症状は胸の痛みで発覚することが多い[食道がん症状]
人間ドック、大阪の病院、山王病院等のエピソードが次々と出てくるということは、たかじんの周囲ではさくらと出会う以前から、ガンの疑いが囁かれていたのだろう。
決定的なのは「ゆめいらんかね やしきたかじん伝」(角岡伸彦著)に書かれているエピソードだ。たかじんが前妻へ「肺がん」に罹ったので面倒みてほしいと電話している。たかじんがさくらと出会う前と思われる2011年冬のことだ。肺ガンと食道ガンの違いはあるものの、殉愛で書かれた「狭心症」は事実を書き換えられた可能性が高い。
たかじんが懇意にしている大阪の伊東医師(整形医)が、結果的に東京の病院で受診すると聞いて安堵したとコメントを出している。

山王病院についても、さくらがネットで調べて探し当てたことになっているが、関西の人間がわざわざ探し当てて行く規模の病院ではないと思う。実際にガンの疑いが生じて他の病院を紹介している。殉愛の真実によると、たかじんが山王病院へ検査に出向いた際は、当時付き合っていた東京の女性が同行したとのことだ。殉愛の表現は、東京の女性が金銭トラブルを起こす人物としての設定と、病気に関してはさくらが全て貢献したとしたいがためだろう。
殉愛の中でAZITOの井関代表がたかじんに対し、自身が紹介した大阪の総合病院が「狭心症」と誤診したことを謝罪するシーンがある。これは一年近く前のことなので、狭心症の薬を服用していたのはこの時以来なのだろうが、依然として胸の痛みが治まらずガンの疑いが出たのだと思う。


たかじんの仕事関係者・友人・知人達の中で、その後利害関係が生じる人物達は、いつから、どの程度までガンのことを知っていたのだろうか。遺産や死後ビジネス等でお金への異常な執着を見せる未亡人は、たかじんと出会う以前から体調のことを知っていたと見立てる方が自然な気がする。
掲示板2chには、ガンに罹ったたかじんのお世話係として、友人が探し出して来たのがさくらとのタレコミがあった。匿名掲示板なので真偽不明だが、さくらのMoneyMoney人生を知った今となっては全くの作り話しとも思えないのだ。


プロポーズ 偽りの独身

★たかじんの身の上話し

クリスマスオフ会から5日後の12月30日、今度は二人でたかじんのマンション近くの鉄板焼き店へ行っている。たかじんの押しの強さで約束はしたものの、さくらの胸中として、何か用事が出来てキャンセル出来ないかと記されている。又、クリスマスの日に渡されたタクシー代のお釣りを返す目的もあったと書かれている。
食事中、たかじんは2度の離婚歴、1度目の妻との間に出来た一人娘と、2度目の妻の名前が同じであることを話している。

【引用:殉愛 38P】
「で、その嫁が(註・2度目の妻)去年、ヨリを戻したいと言うてきた」
「どうしたんですか?」
「別れて十年近く経つのに、復縁なんかありえへん。はっきりその気はないと言うた」


★前妻への想い

たかじんに復縁を断わられた元妻は、その後すぐに別な男性と結婚したとさくらに話している。
殉愛ではたかじんが断ったと話しているが、彼の死後、たかじんの親族から興味深い話しが出ている。

話は逆で、たかじんさんのほうから前妻に『やり直してほしい』と何度も言ってきていた。食道がんとわかってからより熱心になりましたが、その頃、前妻はすでに再婚。それでも『僕が死ぬまでだけでも一緒にいてくれ。今の夫と籍抜いてくれ。財産はお前に全部やりたい』と。私もたかじんさんに『あいつしか看取ってくれる人はおらん。なんとかしてくれ』と説得を頼まれた。13年8月頃までそういう連絡があったが、前妻には新しい家庭もあり、断ったんです。(たかじん親族談) (週刊朝日 2014.12.24)

たかじんさんの携帯に登録されている前妻の電話番号が変わっていたそうです。090が080になっていて……。(女性自身 2014.12)

2013年8月頃と言えば、たかじんが余命半年を宣告された時期でもある。
たかじんが最期を看取ってほしかったのは2度目の妻だった、死を覚悟した時にこそ本心が出るものだ。
そして前妻の電話番号登録が変更されていた事実をどう理解するといいのか。前妻と交信されたくない動機を持つのは誰なのだろうか? 全財産を渡したいと考えた人間とのホットラインを断たれた、たかじんの心境はいかばかりであったか。

前妻はたかじんの長女とも仲がよく、いろいろと相談するなど慕っていたとの報道も有った。

★偽りの独身

たかじんは身の上話をした後、さくらにいつイタリアへ戻るのか訊くと1月20日に戻るとの返事だった。


【引用:殉愛 39P】
「イタリアには彼がいるの?」
「親しい男性はいます」
「恋人じゃないの?」
「違います」とさくらは答えた。「でも、父は彼と結婚したらいいと言いました」
たかじんは少し驚いた顔をした。
一年前、さくらの父がイタリアに来た時に、その彼を見ていたく気に入ったのは事実だ。また、彼からはプロポーズもされていた。もっとも彼と結婚するイメージは湧いていなかった。


前月28日付のブログで、ダーリンが来日して楽しいクリスマスを過ごしたとアップしたばかりである。さらに24日付ブログでは「妻として、イタリアへカードとスイーツを送りました」とある、イタリアで一緒に住む彼の家族へのものだろう。

▼来日中の夫と楽しんだクリスマスウイーク、さくらのブログに写真撮りまくり、と記されている。
イヴン









★たかじんのプロポーズ

鉄板焼き店を出ると二人でたかじんのマンションへ向かう。彼がさくらの妹への出産祝いを渡したいと強く望んだからだ。部屋にはお祝い金とフルーツバスケットが用意されていたが、突然、たかじんは正座した。

【引用:殉愛41-42P】
突然、たかじんはそれまでニコニコしていた表情を険しくすると、さくらの目の前に正座した。
(中略)
「二十五日に会ったとき、これやっ!と思った」
「どういう意味ですか?」
「昔、すごく好きやった女がいて、その人にそっくりなんよ、店に入ってきたとき、その女が入ってきたと思った」
(中略)たかじんの目は真剣そのものだった。いや、自分を眩しそうに見つめている感じさえした。
「ぼくは六十二歳で、あと何年生きるかわからへんけど、最後の女に決めました。だから・・・・・結婚してくれへんか」
いきなりのプロポーズで驚いた。
「突然、こんなこと言われても答えられへんと思う。すぐに返事が無理なら、結婚を前提に付き合ってもらえないか」
「気持はうれしいです」とさくらは言った。
「でも、どうして良く知らないのに、そんなことを言うんですか。それに、もうすぐイタリアに刈りますし」
「これは直感や!ぼくにはわかる。僕が最後の女にすると言ったからには、絶対にそうする」

はっきりしているのは次の点だ。
・殉愛で、1月13日にたかじんから秘書になってほしいと300万円を渡され、「秘書にしたいという真摯な気持ちは、十分に伝わってきた」と書かれている。
・たかじんは1月7日に別の女性をマンションに呼びこみ、翌1月8日は合コンに出かけている。
・さくらは遺産相続に関する陳述書の中で、こう述べている。「私と主人との間では2年前に業務委託契約書を作成し、毎月一定額の支払いを受ける約束にもなっていた」
・たかじんの長女の殉愛出版差し止め訴訟担当弁護士は、「(金庫の現金)さくらは私に対するコーディネート料と言っている。訳わからん」とコメントしている。

つまり、たかじんが結婚の意志を持っていたとは考えにくく、秘書的な雇用形態と考えていたのだろう。当然、さくらも同じ認識だ。
本当にプロポーズがあったと言うなら、この時点で人妻である事実を告げなかったのは、お金持ちに心が揺らいだとしか思えない。


★決定的な結婚式画像

これは掲示板2ch既婚女性板の可愛い奥様達が発掘した画像である。殉愛疑惑騒動が加熱する
ターニングポイントとなつた画像の中の一枚だ。
ここには父と妹が写っている。作中の会話の中にある「一年前、さくらの父がイタリアに来た時・・・・・気に入った」の実態は、何と結婚式参加の為に来ていたのだから驚き。
彼と結婚するイメージは湧いていないとは・・・・もう、笑止千万だ。


▼さくらの結婚式 (2010.9.25イタリア)
 イタリア夫の名は「イヴァン」(伊名 Ivan Signore)

けっこん









その後の報道で、さくらは数度の結婚歴を認めたが、イタリア夫との入籍~別居・離婚時期の発言が、本人・関係者のブログ・SNS・画像等の照合と時系列が合わず、重婚疑惑が生じることになった。これらの詳細については別ページで記述する。
(※イヴァンとの結婚詳細はこちら・ミステリアスな伊人イヴァンとの結婚と離婚)

★開き直り


さくらは百田尚樹の盟友である花田が編集長を務めるWill誌上に手記を掲載したが、泣き落としにも値しないとの評価だった。

イタリア人以外にも離婚歴があるのは事実です。それをすべて主人に話したところ、「完璧な人間などおらん」と励ましてくれた。彼の言葉に救われ、「白馬の王子様」だと思えた。(さくら)

さらにさくらと百田尚樹は週刊フラッシュ(2014.12)のインタビューで開き直り、迷言を残した。

「私は他にも離婚歴がありますし、そんな立派な女じゃありません。でも、離婚歴があったらそれだけで殉愛じゃないんでしょうか。主人を愛していたのは本当なんです」 (さくら)
(※さくらの結婚歴詳細はこちら・ さくらを通り過ぎた男達)

「僕は事実を伏せただけで、虚偽を書いたわけじゃありません」 (百田尚樹)

当初、百田尚樹はtwitterで威勢がよかったが、決定的な事実が明らかになり釈明するまで6日間だった。


初めて会ったクリスマスオフ会

★サロン105

2011年12月25日はたかじんとさくらが初めて会った日、たかじんの体調が悪く、恒例のハワイ旅行の代わりに開いたクリスマスオフ会の日だ。さくらが妹の出産手伝いで帰国中なのを知ったたかじんが、以前から誘っていた。
この日の夜、来日したイタリア夫(註・殉愛ではイタリア女性)と食事中に、たかじんから何度も誘いの電話が有り、少しだけ顔出しすることになる。
会場は南堀江にあり、ドアに「たかじんのバー」という暖簾がかかっている「サロン105」だ。

【引用:殉愛29P】
(中略)・・・・「行けたら行く」と返事をした手前、嘘をつきたくないという思いもあった。

【引用:殉愛30P】
男性は自分の席の右側を空けると、「ここに座って下さい」と言った。後にわかるが、彼は女性を隣に座らせるときはいつも自分の右側に置いた。さくらが座ると、彼は「たかじんですぅ」と挨拶した。さくらは「ああ、前にテレビで見た男性はぼくです、と言っていたのは本当だったのだ」と思った。

★夫を置いて出かける人妻

行けたら行くは約束にあたらないと思う。まして、イタリア夫の来日に合わせてホテルをリザーブしている夜である。
ホテルはヒルトン大阪と記されており、殉愛では妹の出産予定日なのでホテルで待機していたとなっているが、一方で、今回の里帰り中は叔父が所有する大阪市内のマンションに仮住まいしているとも記している。妹さんがどこの病院で出産したのか不明であるが、わざわさ大阪駅前のホテルで待機する必要が有るのだろうか。クリスマスに来日した夫の為にリザーブしたと考える方が自然である。
その夜の21時を過ぎ、さほど興味を持っていない中年男性に誘われて、人妻が一人出掛けるものだろうか。少なくとも自分が知っている範囲の一般女性で、このような行動をとる人はいないので理解に苦しむ。
さくらには行かなければならない必然性が有ったのだろうと考えると納得がいく。それは面接だったのかも知れない。後にたかじんから秘書代として受け取った300万円との合点が行く。300万円の範疇が分らないが、一応高額なので、※※が〇〇してのお駄賃込みだったのかなとの勘繰りが働く。
面接だとしたら誰かの紹介だろうが、それは誰だろうか。 個人なのか組織なのか、今現在は怪しいという仮説しか立てられないが、別項で検証していくとしたい。


★「順子」

たかじんが女性を右側に座らせる理由は斜視の影響なのだろうか。 勘ぐり過ぎかもしれないが、後にさくらが主張する左耳の難聴と関連性が有るのだろうか?

この時たかじんは「さくらちゃんのために歌う」と言って、自分の曲である「順子」を、順子のところをさくらと変えて歌い、会に参加していた他の女性の嫉妬をかっている。これは二年後にさくらのために最期に歌ったとされる曲と同じである。

★チョル

【引用:殉愛31P】
歌の途中、別の男性が隣にやってくると、「どこかで会うた?」と訊いてきた。後に何度もさくらを助けてくれることになるこの男性は松本哲郎という男で、たかじんとは三十年来の親友だった。
「会ってないと思いますけど、どうしてですか?」
「じんちゃんが昔、好きやった女に似てる。一緒に皿を買いに行けへんかったかな?」


チョルこと松本哲郎は金スマSPに出演し、「たかじんの昔の彼女とさくらが激似だった」と証言している他、二人の殉愛ぶりの紹介をした。又、たかじんが信頼していたKマネ―ジャーを執拗に批判した人物だ。たかじん死去の報を受け、一番最初に東京へ駆け付けたとされているのも彼だ。
その「昔、好きだった女」は、たかじん京都時代に同棲していた女性を指しているとの説が有るが、たかじんが20代後半の頃の話しだ。それから三十年位経ているのでそれなりの年齢だろう。その女性と間違え「会うたことあるか」と訊くのはナンセンスだ。
さくらの過去の何らかのシーンで出会っていると考えた方が自然だと思う。

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