★火葬場

1月5日、マンションに集まったのは、松本、前妻、Hとその夫、弁護士だ(*Kも参列とする報道もある)。


【引用: 殉愛 392P】
弁護士が顔を見せた途端Hが「遺言書に何て書いてありました?」と訊いた。弁護士は「それはここでは言えません」と答えた。するとHは「あなたはさくらさんに雇われた弁護士ですか?彼女の味方ですか」と問い詰めるように言った。弁護士は取り合わなかった。


さくらは柩の中に、パイプ、タバコ、さくらの手紙、テレビリモコン、腕時計、帽子、レギュラー番組DVDを入れた。火葬炉に入れられたとき、過呼吸を起こしたさくらの背中を前妻が抱きかかえた。

【引用: 殉愛 393P】
待合室に戻ると、Hはお腹すいた」と言って、ビールとつまみを頼んだ。そして泣いているさくらに向かって、「喪主なんやから、しっかりしいや」と言った。
(中略)
炉の前で、前妻が「見たことある? 人体模型みたいで、結構グロいよ」とさくらに耳打ちした。しかし出て来た骨はバラバラだった。Hは「なんや、ボロボロやん」と言い、「係の人に火力が強いんですか」と訊いた。
(中略)
しかし、文春にこう書かれた。
「彼女(さくら)は遺骨を見るや、へらへら笑って『うわあー、焼き上がったマカロン見たーい』と言い放ったそうなのです。これには参列者全員が唖然としたそうですよ(たかじんの親友)」
これは真っ赤な嘘である。


骨上げが終わると全員で食事に向かった。

【引用: 殉愛 395P】
「じんちゃんはええ人間やった」と松本は言った。「松本哲郎の名前で、寄付とかもしょっちゅうしてた」
たかじんが生前から恵まれない子供たちの施設や盲導犬協会に寄付を頻繁にしていた話は、彼自身からも聞かされていたし、彼が亡くなったあとはさくらが続ける約束をしていた。
「そんなことより、おばあちゃんとおじさんにいつ知らせるのよ」
Hがさくらに言った。
「やしきの遺志で、まずテレビ局のスタッフの皆さんに知らせなければならないので、親族の方に知らせるのは、七日の夕方以降まで待ってほしいのです」
弁護士も「はい」と言い、松本も「そらそうや」と同意した。すると、前妻が突然、口を開いた。
「私が言うのもなんやけど、じんちゃんは口ではそう言ったかもしれないけど、本心は違う。家族の立場から言わせてもらうと、じんちゃんすごく優しい人だから、皆に知らせてほしいと思ってるはず」
「でもやしきはまずスタッフに知らせてほしいと言ったんです。それ以外には連絡するなと言われたのに、ここにおられる皆さんには連絡したんです」
「妻が連絡するのは当たり前やろう。お父さんが連絡するなと言ったとしても、それを説得するのが妻の役目ちゃうん」
Hが言うと、前妻も同調した。
「テレビ局のスタッフよりも、親族のほうが大事やろう」
Hはきつい口調で言うと、弁護士に向かって、「そうでしょう」と同意を求めたが、彼は「私は口を出すことは出来ません」と答えた。


さくらが明後日まで待ってほしいと言い、娘は連絡をいれてほしいと言った。
娘は弁護士に遺言書の件を聞きたいと言って残った。松本は「あんなんだから、じんちゃんも嫌いになったんや」と言った。その後、弁護士から「娘が遺言の事でかんかんに怒っている」と連絡が入り、さくらはトラブルの予感がした。

★葬儀形式は直葬だった

さくらはたかじんが希望した密葬を行っていない。密葬とは親近者のみで行う通夜を含む葬儀のことを指す。つまり親族と極近い関係者が参列されるものだ。たかじんの場合は直葬と呼ばれるものだ。(*下記参照)
密葬なのでたかじんは親族と最期のお別れが出来るものだと考えていたはずだ。さくらは当初、娘と前妻も呼ばない算段をしているが、松本と二人で事を済まそうとしたのはどんな秘密があるのたろうか。献身的な妻を世にアピールしていた姿は借り物で、さくらのこころの奥底は・・・真逆の魂が潜んでいるのだろう。


[直葬] 通夜や告別式などの宗教儀式を行わない、火葬のみの葬儀形態。近親者や友人など限られた関係者のみで執り行うケースが多い。葬儀費用が平均18万円程度と安価で、時間が軽減できることが利点である。一方で、十分な別れの時間が取れない、招待しなかった人々からの反感を招く、葬儀後に個別の弔問が多発するといった問題が起こるリスクもある。経済的な問題や宗教観の変化、人間関係の希薄化などにより、2000年以降、都市部を中心に増加している。NHKが2013年に行った調査によると、地域別では関東地方が特に多く、葬儀全体の5件に1件を占めている。

[密葬] ひそかに死者を葬ること。特に、身内だけで内々に葬式をすること。また、その葬式。
本来は、身内だけで簡単な葬儀を行い火葬もすませること。後日、死亡通知を出し本葬を行う。著名人にこの形式をとることが多い。

殉愛文中にある娘と前妻の見解が一般的な社会通念である。この主張をする人達と、秘密裏にことを運ぼうとするさくらとの比較では、どちらを信用出来るかは一目瞭然である。
弁護士も「何も申し上げられない」と言ってるが、密葬の意味を理解しているなら、的確な見解を述べて然るべきだっただろう。

★母の悲痛

「お母さんは、息子が亡くなったことを1月7日に知ったそうです。死から4日後ですよ 関東に住むたかじんの長女から夕方5時すぎに電話があったそうですが、『葬式もすでに済ませた』と言ったそうなんです。お母さんは。息子の死を現実のものと受け止めることができないようで、涙を見せるのでもなく絶句していました」
なんと、実母が知ったときには、息子はすでに荼毘に付されていたのだ。 
(女性自身 2014年01月14日)

★マカロン・人体模型発言

週刊文春では、1月23日号、2月6日号と2号にわたって、未亡人がたかじんの死を彼の実母や実弟にも知らせず、参列者5人だけの火葬ですませてしまったことが報道され、火葬場でたかじんの骨を見て「うわぁ~、焼き上がったマカロンみた〜い」と言い放ったと書き立てられた。 (リテラ) 

殉愛には、この前妻がたかじんさんの葬儀で「人体模型みたいで、けっこうグロイよ」とさくら氏に耳打ちしたとも書かれているが、彼女の親族は憤りを隠さずこう語る。
「本が出て、すぐ彼女から怒りのメールが来ました。『そんなことは絶対に言っていない』と言っていました」
(女性自身 2014年12月19日)

★前妻の携帯電話

たかじんは前妻に看取ってほしいと親族に連絡していたが、2013年8月頃を境に連絡が途絶えたそうだ。この頃にさくらがたかじんの携帯電話を操作し、登録変更や着信拒否設定などを行い、外部との接触を断った可能性が高い。たかじんに電話するとさくらが出た、とのコメントが出始めるのもこの時期頃からだ。

この前妻へのたかじんさんの思いについて、生前の彼を知る複数の人が同様の証言をしている。親族は「闘病中もたかじんさんから連絡があり、細かく検査の数値や治療法などを知らせてきていたそうです。そして何度も復縁したいと伝え、『お前に最期を看取ってほしい』とも言っていたそうです。
最後にそうした連絡があったのは13年8月ごろ。彼女は『一度は愛した人。主人の許可が得られたら私が看取るという選択肢も考えた』と言っていました」と続ける。13年8月といえば、たかじんさんが再発したがんと闘っていた時期。だが急に連絡は途絶え、2カ月後に彼はさくら氏と結婚したのだ。前出の親族がこう語る。
「たかじんさんの携帯に登録されている彼女(前妻)の電話番号が変わっていたそうです。090が080になっていて……。さくらさんが彼の携帯から彼女に訃報を知らせてきたとき『登録していた電話番号が変わっていて連絡できませんでした』と言ったそうです」
それでは、彼からいくら前妻に連絡していてもつながらない状態だったということになる。
さくら氏は「主人は嫌なメールはかたっぱしから消す人だった」と語っており、今となっては前妻とのやりとりを示す証拠はない。
だが彼の弟子の打越元久氏(56)も言う。
「マネージャーのKでさえ、たかじんさんと連絡が取れなくなっていたと言っていました。さくらさんの電話はつながるのですが、彼女が『誰とも話したくないと言っています』と言うので、会うのを控えていたそうです」  (女性自身 2014.12.19)

★さくらと松本の寄付話

火葬後の食事会で、さくらと松本が恵まれない子供の施設と盲導犬協会への寄付の話しをしている。これはたかじんとさくらがエンディングノートについて話した記述と同様だ。しかし後日判明した遺言書での寄付先は、大阪市、大阪あかるクラブ、桃井学園となっていた。
たかじんも松本名で寄付をしていたとの記述と、その後さくらが、大阪あかるクラブと桃井学園へ寄付辞退交渉を行っている事実からの推測として、当初二人は、松本を窓口として子供たちの施設と盲導犬協会への寄付をし、還流させる案を立てていたのではないだろうか。故人に鞭打つ憶測で恐縮だが、たかじんもその形でマネロンをしていたのかも知れない。ならば、たかじんにとって松本の利用価値はそこに有ったのだろう。
さくらと松本が再度同じ形のマネロンを謀ったが、遺言書で違う団体に変わったのは、弁護士に不適格な遺贈先と指摘されたか、或いは何らかの不都合な事情が起きたのだろうと思う。もしそうならこの二人には、たかじん生存中から遺産をめぐる企みが始まっていた事になる。

殉愛のエンディングノート作成時の描写では、たかじんメモリアルを作るとサラッと書かれているが、具体的な創設方法と資金面には触れられていない。遺言書作成時の記述でも同様だ。発刊後に判明するのだが、さくらは9月11日、「たかじんメモリアル」設立を口実に、大阪あかるクラブへ返還交渉に出向いた。この場には著者の百田尚樹とAZITO代表の井関が同行しているが、これは殉愛が発刊される二ケ月前のこと。つまり、百田尚樹は正式な寄付先を知っていながら、殉愛でウソの描写をし、さくらの企みをアシストしたと言える。

(遺言書内容は2014.12発売・女性自身が掲載した。詳細は打算と逆襲カテゴリーにて)