★入院却下

6月24日、前日から耳鳴りとめまいがひどくX病院耳鼻科で受診すると「左耳突発性難聴」と診断された。治療は毎日24時間のステロイド点滴を急ぐ必要があると説明を受け、さくらはたかじんと二人で特別室へ入院したいと申し出るが却下される。耳鼻科病室なら可能だが一般病棟なのでプライバシーが保てない。

【引用: 純愛 297P】
さくらが困っていると、医師は「マネージャーに頼みなさい」ともう一度言った。
この日は月曜日だった。さくらはいったんマンションに戻り、午後、放射線治療のためにたかじんを連れて、再びX病院に向かった。車を運転するのはKだった。
たかじんが治療を受けているとき、さくらKに突発性難聴になったと診断書を見せた。
「あー、そうすか、大変ですね」
Kは何事でもないかのように言った。さくらは事情を説明して、自分が一週間入院する間、たかじんの看護をしてくれないだろうかと頼んでみた。しかしKの返事はそっけないものだった。
「ぼくには無理っすね、何とかならんすか」
さくらKに頼むのは無理だと諦めた。初めから期待はしていなかった。それに大切なハニーをKなんかには任せられない。
(中略)
「ハニー、さくらの耳が聞こえにくいの。治すために一週間入院したら困る?」
「嫌や」「一人で家にいるの嫌や」
「Kさんにお願いするのは?」
「嫌や!」
それを聞いて、さくらは決心した。
「わかった、ハ二―。耳は二つあるから、一つ聞こえなくなってもいい」
「うん。ぼくがさくらの耳にも目にもなる。ぼくが元気になって、さくらを守るから、そばにおって!」


さくらは薬の服用を止め、左耳は永遠に聞こえなくなった。

★Kマネに頼むフリをしたり、初めから任せられないと言ったり、さくらの考えはひと言で言うと「わけ、わからん」が、Kマネを貶める文脈のアヤと解釈しておこう。
たかじん弟子のシンガー佐々木清次さんが、Kマネの声をツイートしている。



★対処法は有った

ここで最も理に適った対処法を考えてみる。たかじんはX病院の特別室をリザーブしたままだったそうなので、彼はそこに入院し病院スタッフの看護が受ける。さくらは同じ病院の耳鼻科病室に入院し適切な治療を受け、点滴しながらたかじんの病室を訪れることも可能であるし、専門業者へ依頼する手も有る。男手であるKマネの自宅看護は最初から無理な話しなのだ。
たかじんが「さくらの耳・目となるから・・・そばにおって」の行があるが、こんな時こそテレビ局関係者達に入院を説得してもらうことも可能だっただろう。

★連続した出来事

さくらが「突発性難聴」と診断された翌日の6月25日、たかじんの個人オフィスP、I、Sの役員変更が行われている。たかじんの友達の松本哲郎とたかじん実母が退任し、Kマネとたかじんの長女が重任されている。
さらに、たかじん持分株式は、全50株のうちの12株となっていた。(引用:宝島・殉愛の真実 212P)
たかじん持株は多かったとの報道が有り、この時期に、大部分が長女持分へと譲渡、或いは生前贈与されたものと思われる。
役員変更登記がされたのは7月22日だが、この翌月、さくらは驚愕の主張を始める。週刊誌記事を引用しよう。

「食道がんを患う彼の看病を続けているうちに自身も乳がんとなり、大阪市内の病院で日帰り手術を受けた。お金を下さい」さくらさんがこう言いだしたというのだ。(女性自身)

余命宣告を告げられていたやしきさんに、さくらさんが「あなたのがんが感染して私も乳がんになったから、日帰り手術を受けてきます」と言ったという記事がすでに出ていますが、あれは本当の話。
このやり取りを病室で聞いた近しい人が「あの奥さん、アカンで」とやしきさんに忠告したのですが、これに本人も「病気がようなったら別れる」と答えており、やしきさんの奥さんに対する純愛も疑わしい。(週刊SPA)

言うまでもないが、ガンが感染することは有り得ない。宝島社・純愛の真実によると、特定されたその病院は、「当病院では開業以来、日帰りで乳がん摘出手術をしたことはありません」とコメントしている。

角岡伸彦著「ゆめいらんかね やしきたかじん伝」に下記の記述が有る。
たかじんは2番目の妻に財産を全部譲るから最後を看取ってほしいと頼み、診断結果や治療内容を電話やメールでまめに伝えていた。2番目の妻は「財産はいらんよ、でも身の回りの世話をする人がおらんのやったら主人の承諾を得て、できるだけのことはするよ」とは言っていた。抗癌剤治療が始まる前はたかじんから「生きるためやから、我慢しないとね」と前向きなメールが送られてきていたが、その後、ぴたっと連絡が来なくなった。

一連の流れから推測して、たかじん死後の利権ビジネスと遺産に対する執着が見てとれる。さくらはたかじん持株のことは把握していなかったようだが、PIS社の役員就任が果たせなかった事は痛恨の出来事だったはずた。二番目の妻への思慕を知り嫉妬し、遺産を継げないと悔しがり、たかじんへの工作が始まったのだろう。

さくらの同級生と名乗る人物から2ch既婚女性板にあったタレコミ、「難聴は学生時代からだ」が真実であるなら、P、I、S役員構想が固まった頃に「難聴」を主張し、登記がなされた後、「乳がん感染」を狂言し、二番目の妻からの連絡が途絶えた。連絡が途絶えた理由は、たかじんの携帯に登録された前妻の電話番号が変更されていたのが原因だと思う。(※電話番号変更の詳細は殉愛の正体・直葬の日)

殉愛の真実によると、たかじんはさくらの「乳がん感染」に何らかの責任を感じていたと記されている。
余命半年を宣告された後の出来事であり、他の治療を断ち、免疫細胞療法に方針転向した時期とも被る。さくらが「利権」と「遺産」の獲得にギァアップした、たかじん最期の夏の出来事だ。

★慰謝料

後日、たかじんの金庫に入っていた1億8千万円がさくらのものだと主張するが、その根拠の一つに「難聴に対する慰謝料」がある。本人は治療を受ける体制をとれたにもかかわらず、多額の慰謝料を主張するのは無理があり、Kマネが原因であるやに引き合いに出すあざとさに嫌悪感が湧く。

百田尚樹が語った、たかじんがさくらにお金を残しておきたい理由
(週刊朝日)
・さくら氏がたかじん氏と出会う前経営していたイタリアのネイルサロン/の出店をとりやめた時の賠償費用
・看病中の突発性難聴で耳が聞こえなくなったことに対する慰謝料
・秘書契約のお金