★結婚報告

たかじんは三田病院で8月から4回に分けて抗がん剤治療を受けることになる。その都度、札幌から上京した。三度目の治療を終えて札幌に戻る時同行したKマネから手紙を渡される。


【引用:純愛 192P】
Kはたかじんの娘から預かった手紙を彼に渡している。それは彼女の恋人がたかじんに宛てて書いた「お嬢さんと結婚します」というものだった。同時に娘からは、結婚祝いをしてと言われている。
たかじんは不快感を隠さなかった。
「親が生きるか死ぬかの病気で苦しんでいるのに、一度も見舞いに来んと、自分は結婚するから祝ってくれって、どこまでおのれのことばっかりなんや。これまでも仰山お金渡してきた。これからは旦那に養ってもらえ。もう親をあてにするな」
たかじんその手紙をくしゃくしゃに丸めた。ちなみに娘を含めて彼の親族は、彼が亡くなるまで一度も見舞いに来なかった。

長女は週刊朝日2014.12月18日号記事で、手紙の内容を否定した
「私は結婚祝いがほしいなんて言っていません。父に結婚相手に一目、会ってほしかっただけなのに、返事もくれなかった」

殉愛の記述はさくらの願望だろう。
百田尚樹は聞くところでは娘もいるらしいが、人の心を持ち合わせていないようだ。自分も二人の娘が嫁いだが、娘どころか甥や姪の婚約を聞いてもお祝いをどうしょうかとそわそわしだすものだ。
まして手紙をくしゃくしゃにするなど有り得ない。自分も娘の結婚に際して手紙を貰った事がある。私と妻が反対する結婚に臨む決意が綴られたものであった。今でも机の中に大事に置き、時折読み返すことがある。こう書いているうちに涙が滲んできた。
下記のたかじんの娘さんの声がすべてである。

★婦人公論に掲載されたたかじんと長女の画像から
長女1















★本当の親子の姿が見えてくる長女陳述書

 「私は(昨年)1月3日に父を亡くしました。子供の頃に母を亡くし、父は唯一の肉親でした。父のことが大好きでしたし、電話で何度もやり取りをしていました。心の中に父がいつも父が居る。私を思ってくれるという確信があり、それがわたしの何よりもの安心感でした。

 父は私が滞在した中国の上海まで、私のことを心配して来てくれたり、人生の節目節目にはいつも相談に乗ってくれていました。離れて暮らしておりますが、父の思い、私の思いはお互いに十分に分かり合っていたと思います。

 私は昨年父を亡くして以来、心の中にすっぽりと穴が空いたような喪失感に苦しみました。父のことを思い、喪に服する思いで静かに暮らしておりました。そんな時に突然『殉愛』が出版されました。この本を読んでビックリいたしました。闘病日記のようなものかと思っていましたが、あまりに真実からかけ離れた内容ばかりでした。

 この本の中で私は父に金の無心しかしない卑しい娘にされております。真実でない箇所に付箋を貼っていくと本は付箋で埋め尽くされました。

 何よりもショックだったのは父が私のことをどれだけ嫌っていたかということを強調している内容です。この記述は心の底をえぐられるような打撃をわたしに与えました。何も知らない、父に会ったこともない、父の話を聞いたことすらない著者がなんで私と父の大切な大切なつながりを土足で踏みにじるのでしょうか。
 
(デイリースポーツ)