★夜間譫妄

痛み止めの麻薬を投与したので夜間譫妄が起きていた。医師はICUシンドロームかも知れないと言った。


【引用: 純愛 127P】
ある夜。
「さくらはぼくが本気で惚れた女や。あんな女はおらん」
譫妄状態で会話しているとはいえ、自分のことをそんなふうに言ってくれるのは嬉しかった。
しかしこんなこともあった。
「えらいこっちゃ、さくらにTのことがバレてもうた」
どうやらこの前の浮気の件のことらしい。
「Tはあれをするだけの女やけど、さくらにはわかってもらえへん」
これには、苦笑いするしかなかった。
(中略)
「変な話しなんですけど・・・・・」とさくらは笑いながら私に言った。
「夜間譫妄でいろんな話をきかされたことで、ようやく浮気を許す気になったような気がします。それに、彼が本当に私を愛してるということもわかりました」


こちらも苦笑いするしかないのだが、一人語りは変幻自在だ。
まず基本的な事だが、三田病院は付添いがICUに長時間滞在することが許される病院なのか。 しかも夜のことだ。通常は面会時間の範囲内で短時間が常識だ。特にICUでは感染の問題が出てくる。この記述が本当なら三田病院の管理体制には不備があると言えるだろう。

自分も術後にモルヒネを使った人を数人見てるが、譫妄が起きた人はいなかった。看護師達も夜間譫妄が起きないために、昼間は寝せないような薬調整をしたり運動をさせたりするからだ。
たかじんは数夜にわたり、かなりの人数の女性関係を話したようだ。同じICUでも重篤状態での治療と違い、一応手術は成功と言われた患者が、そこまで重いICUシンドロームを起こすものか疑問だ。たかじんは薬品に過敏な体質だったり、その設定が必要だったのかも知れないが、看護計画の甘さを指摘したい。

▼ICUシンドローム
無音のICUに長時間居続けると、死の恐怖と不安で、不眠になったり、幻覚を見たり、鬱になったり、幻覚を見たり妄想を抱くようになったりすることがあるという。 (純愛・三田病院医師)

★傷口に針をさした

【引用: 純愛 129P】
四月十八日の夕方、たかじんが傷口の痛みを訴えたため、腫れている傷口に針をさすと、中から大量の膿とリンパ液が出てきた。たかじんは顔が真っ白になって、そのまま気を失った。ただ、まもなく呼吸がヒューヒューという音に変わった。さくらは何か異変が起こっているに違いないと思い、すぐに検査をしてほしいと看護師に伝えたが、担当の医師たちはたまたま学会に出席中で不在だった。
(略)夜、学会から戻った久保田医師から縫合不全の疑いがあるのでドレーンを入れると説明がある。

★違反行為

その後傷口に針をさす行為が書かれている。他の行為は担当者名か職名が書かれているので、さくらが行ったのかとネットで指摘されている。純愛133Pにも自分が縫合不全を発見したとも言えるとの記述がある。そうだとすると「皮下膿瘍に対する穿刺ドレナージという医師法違反行為」の可能性がある。

▼ネットでの書込みで次のように指摘されている

医療関係者です
殉愛読んでませんので、詳細分かりませんが、分かる範囲で。
「傷口に針を刺したら膿を出す」の描写ですが、医学的には「皮下膿瘍に対する穿刺ドレナージ」と表現します。状況から察するに、たかじんの食道癌手術が頸部吻合だったと予想されます
(吻合部位が大きく分けて頸部と胸腔内とに分けられますが、胸腔内吻合であれば、縫合不全が
発生してしまうと、胸腔内に膿瘍を形成しますので、表皮から針を刺す程度では排膿できません)。
だとすると、傷口は前頸部にある創ということになります。これだと、【頸部吻合部の縫合不全→皮下膿瘍形成→穿刺ドレナージ】という流れが説明できます。
ただ、この行為を医師が行う場合、まず①エコーで液貯留を確認、②消毒、③局所麻酔、④穿刺という過程を必ず踏みます。膿はドロドロしてますし、縫合不全からの膿瘍であれば、通常は穿刺排膿だけで済ませるということはなく(また膿が貯まるから)、メスで切開してドレナージすることの方が多いです。
これらの行為を本当に医師でない者が行ったとすれば、医師法違反(医師以外が医業をなしてはいけない)のみならず、傷害罪に問われかねません(麻酔してない?針は滅菌されたものなの?)。
この描写が事実だと主張されるなら、違法行為であることに間違いはないでしょう。

(※医療系サイトでも同様の見解が掲載されている)

★医師不在

又、担当の医師達が学会等で全員不在となることは有り得ない。夕方の出来事とぼかしているが当直医も必ず待機している。三田病院はこんな書き方をされて黙認するのだろうか。